料理を始めたての方は「味付け」が難しいと思っている方が多いのではないでしょうか。
料理人や料理上手の人は何も見ずに慣れた手つきで調味料を入れ味付けをしている。
ただ、それを真似して同じ様に初心者の方が味付けをしてもそう上手くはいきません。
本記事では、料理の味付けで失敗したくない!そう思っている方へ向けて味付けが上達するコツをご紹介します。
目次
料理の味付けが苦手な理由は
味付けが苦手な人は調味料をなんとなく入れたり感覚でやってしまいがちです。
また、最近はスマホなどで簡単にレシピを見ることができます。
レシピを絶対見てはいけないわけではないですが、上達するには少しずつレシピを見ないようにして、自分で味の調整を覚えることが大切だと思います。
味の調整を覚えないとこれからもずっと調味料の使い方がわからず料理は難しいと感じてしまいます。
コツを覚える前に味付けの基本は?
味付けの基本は、基本の調味料を使った『さしすせそ』です。これは、味付けする順番を示しています。
この5種類の調味料を使いこなすことで味付け上達の近道になるでしょう。
- 「さ」砂糖・・・甘味。
- 「し」塩・・・・塩味。
- 「す」酢・・・・酸味。
- 「せ」醤油・・・塩辛味。
- 「そ」味噌・・・旨味。
砂糖
食材の水分を保つ作用があり、肉や魚を柔らかくする働きがあります。
また、塩の後に入れることで甘みが感じづらくなります。
塩
塩味。食材に含まれる水分や臭みを外に出すことができます。
また、塩は砂糖の味を保つことができるので砂糖の後に入れるのが良いです。
酢
酸味。砂糖や塩のように食材を柔らかくし、臭みをとることができます。
他にもアクを抜き食材を腐りにくくする効果があります。
火をかけることで酸味は失われますが代わりに味がまろやかになります。
醤油
塩辛味。火を入れすぎると煮詰まり塩辛くなります。
その分風味が損なわれてしまうため料理の仕上げに入れましょう。
味噌
旨味。醤油同様に煮詰め過ぎると
風味を逃してしまうので最後に入れましょう。
上記「さしすせそ」は、あくまでも原則です。
全ての料理でこの通りにする必要はありませんが、
調味料の基本として覚えておくことが大切です。
また、この5つの調味料の他に合わせて酒とみりんも使用されます。
「さしすせそ」+酒・みりん、この調味料がキッチンにあれば
一通りの和食料理は作ることが可能です。
黄金比の一つである酒・醤油・みりんの分量を変えたり、
そのほかの調味料を加える事で、様々な味付けを楽しむことができます。
料理初心者に知って欲しい味付けのコツ4選
コツ① | 料理はレシピ通りを意識する
料理をこれまで全くしたことない!そんな初心者の方はまずはレシピ通りに作ることを意識してください。
先述でレシピを見て料理をしても上達しないと書きましたが、そもそも料理をすることに慣れていない方はレシピを見るところから始めないと味がぐちゃぐちゃになってしまいます。
自分好みの味付けをするのは、料理に慣れてからにましょう。
コツ② | 味付けのコツは下味をつけること
肉を焼いたり炒めたりするときは調理を始める前に食材にした味をつけるようにましよう。
調味料を食材にあらかじめ馴染ませるなど一手間加えることで美味しさが増し格段に美味しくなります。
また、使いたい食材にあらかじめ塩や合わせ調味料を馴染ませることで料理の手間を抑える事ができます。
コツ③ | 味付けは調味料を少しずつ足していこう
一度入れてしまった調味料を取り出すことはできず、
濃くなったりした味付けを元に戻すのには手間がかかります。
その為、料理に慣れるまではレシピ本の適量より少し少ない分量を加え
少しずつ増やすようにして調整しましょう。
そうする事で味が濃くなり過ぎて調整できないといった事を防ぐ事ができます。
コツ④ | 料理の味見をしよう
レシピを見て料理を作った場合でも必ず味見はしましょう。
自分がイメージしている味付けに近づけるには、途中でしっかりと味を確かめない美味しい料理は作れません。
調味料を入れる前と後で味見をし自分好みの味に近付けていきましょう。
まとめ | 料理の味付けで失敗しないコツは?
味付けが上手くいかずに悩んでいる方も多いと思いますが、本記事で紹介した4つのコツをぜひ試していただきコツを学んで上達していくれたら嬉しいです。料理は挑戦しては失敗を繰り返す事で上達すると思いますのでぜひ頑張ってみてください。