海外と日本のドッジボールは違う?反応をまとめてみた!

ドッジボールといえば、小学校の体育でおなじみですが、海外のドッジボール事情は異なるようです。

ここでは日本のドッジボールと海外のマルチボールの違い、海外の方から見た日本のドッジボールの印象や、感想をみていきます。

海外ではドッジボールをやらせないって本当?

結論、海外でドッジボールをやらせないという噂は嘘です。
アメリカやオーストラリアでも行われています。

ただ、海外に限らず、我が子にドッジボールをやらせたくないと感じている親は一定数います。
一方的な弱いものいじめのようだと捉えている方もいるようです。

学校の授業や、レクリエーションでしばしば行われるドッジボールは、運動が苦手な子にとっては苦痛がともないます。
運動が得意な子にとっては簡単にできる動きが苦手な子にとってはとても難しいからです。

たとえば、ボールから目を離さずに動くこと、ボールをキャッチすること、ボールを投げることは運動が不得意な子にとって容易なことではありません。

さらには、ボールが体に当たることや突き指することへの恐怖など精神的に追い詰められてしまう子もいるようです。

日本と海外のドッジボールの違い

日本のドッジボールはボール1個のみ(シングルボール)でプレイしますが、海外ではボールを6個同時に使うマルチボールが主流です。

引用:Canada vs USA – Men’s Final | Dodgeball World Championship 2014 | 2nd Half

他にも、下表の通りマルチボールとドッジボールは異なる点がいくつもあります。

ドッジボールマルチボール
試合人数12対126対6
試合時間5分1セット15分ハーフ(3分×5セット)
勝敗内野人数で決まるセット獲得ポイントで決まる
外野ありなし

それぞれのチームの陣地があり、相手選手をアウトにする点においては両方同じですが、マルチボールはボールが複数あることで、誰からどのタイミングでボールを投げられるのかがわからないため視野の広さや瞬発力がドッジボールより求められます。

ポイントは、3分経過時点の内野人数が多いチームに2ポイント、引き分けなら1ポイントが入る仕組みです。

また、ドッジボールよりもアウトの定義が広く、試合が目まぐるしく展開していきます。
スピーディーで目が離せない展開をみせるマルチボールはとてもエキサイティングなスポーツです。

このように日本と海外のドッジボールは、様々な相違点があり、求められるスキルや身体能力も同じではなさそうです。

日本のドッジボールを見た海外の反応

 海外の方が日本のドッジボールを見るとどのような感想を持つのでしょうか。

YouTubeでのコメント欄に海外からの感想が目立つ試合をピックアップしました。

引用:第1回(2013年)ドッジボールアジアカップ U-12 男子・日本代表対香港代表/DODGE BALL ASIAN CUP JAPAN VS HONGKONG

この試合は、2013年ドッジボールアジアカップU-12決勝日本対香港です。

日本チームは白×青のユニフォーム、香港チームは赤のユニフォームです。
試合は決勝のため3セットマッチで行われます。

整列する様子を見ると、香港チームの方が体格的に恵まれているようです。
日本チームは明らかに小柄な子がいて、さらに女の子も二人います。

やはり速いボールを投げたり、キャッチしたりするために体が大きいことは大変有利になります。

しかし、いざ試合が始まると、日本チームが香港チームを次々とアウトにしていき、緩急をつけたパスをつなぎ、香港チームの守備を乱し、確実にアタックを決めていく。

クイックでアタックを打てるアタッカーがいることは強いチームの条件の一つでもあります。
香港チームの攻撃に対しては、低い体勢をキープし隙間を作らず守りを固め、アタックを打たれてもキャッチしています。

一方香港チームは、日本チームのパス回しのスピードについていけず、守備が乱れ、ターンが間に合わずキャッチの構えができないという悪循環になってしまっている様子です。

また、パスもスピードがなく日本チームの守備を乱せません。その結果、セットカウント2-0で日本の勝利となりました。

 海外の方の感想からも読み取れるように、あらゆる点において日本チームが香港チームより優れていました。

このことからドッジボールはU-12において、体格や性別、学年はそれほど影響がないといえるかもしれません。
決して学年や体格の小さい子が大きい子にボールを当てられてしまうようなスポーツでないことがわかるでしょう。

海外におけるドッジボールのまとめ

 日本と海外のドッジボールには、相違点がいくつもありました。

ドッジボールに苦手意識を持っている子はどの国にもいますが、日本の公式のドッジボールの試合を見ると、練習を重ねれば体格や学年、性別は関係なく勝負できるスポーツであるといえるでしょう。