テトリスのコツ~ミノの積み方、攻略法を初心者向けに解説~

テトリスのゲーム画面

テトリスを始めたばかりあるいは最近夢中になっている方、本記事へようこそ。

いわゆる初心者やこれまであまりプレイされてこなかったけれども、やり出したらハマってしまった。さしずめ、そんなところでしょうか。

以下、そうした方々の期待に応えるべく、知っておきたいコツについて解説します。

具体的には、ミノの積み方やシチュエーションごとの攻略法、テクニックに言及しますが、種類や操作方法といった基本的なポイントにもフォーカス。上達するために必要な情報を可能な限りお伝えします。ぜひ、参考にしてみてください。

テトリスを遊ぶうえでおさえておきたい基礎知識

テトリスのブロック

初心者に大事なことは基本です。いきなり上級者向けの技にチャレンジするよりはまずは段階を踏むことをおすすめします。

そういうわけで本章では、ブロックの種類や特徴、積み方、肝となる操作について紹介します。

テトリミノについて

テトリスに出てくる(落ちてくる)ブロックをテトリミノといいます。俗にミノと呼ばれるものです。全部で7種類。それぞれアルファベットの形に擬して名前がつけられているため覚えやすいでしょう。

・Iテトリミノ
・Oテトリミノ
・Tテトリミノ
・Lテトリミノ
・Jテトリミノ
・Zテトリミノ
・Sテトリミノ

わざわざ言葉にしなくても分かるかもしれませんが、一応説明すると、Iテトリミノは、4マス分が縦に配置された長い棒状のブロックです。4列を一気に消せるため、使いどころがカギを握ります。

Oテトリミノは4マスの正方形。Tテトリミノは横3マスと中心部分に縦もう1マス追加のブロック。Lテトリミノは縦3マスと横2マスのL型ブロック。逆向きがJテトリミノ。どれも使いやすさは状況に応じるものとはいえ、個人的にはTテトリミノが便利だと感じます。

Zテトリミノは横2マスがずれる形で組み合わさったブロックです。そのため、すき間を作ってしまいやすいのが難点です。この逆向きが、Sテトリミノ。ZとS、両者をはめることでスッキリしますが、当然都合よく現れるわけではありません。テトリスは、こうしたポイントを見越した勝負勘が試されます。

積み方の注意点

積み方で意識すべきことはシンプルです。ずばり、すき間を作らないように積んでいきましょう。そのためには次のミノの置き場所も考えながらプレイしなければなりません。総じてテトリスのコツは、この積み方と考え方にあります。

基本的な攻略ポイントとはいえ、初心者はなかなか手こずってしまう場面も多いかもしれません。特にZテトリミノとSテトリミノの扱いには注意しましょう。

初心者からもうワンランクレベルアップするためのポイント

机の上に置かれるテトリス

基礎を知ったうえで大切なことは、やはり経験です。実践を重ねることで上達が期待できます。が、せっかくなら効率的にレベルアップしたいもの。そのためには一工夫必要です。それらは、まさにクリティカルなコツといっても過言ではありません。意識できているか否かで、成長曲線は大分変わるはずです。

基本は横置きで、縦3列以上の空きを作らない

縦4行を一気に消せるIテトリミノと、正方形のOテトリミノ以外の5種類であれば、基本的には横に長い辺がくるように配置しましょう。これは縦に深い空きができないようにするための処置です。埋めにくい隙間を作らないこともそうですが、次のミノが置きやすくなる点からも、有効な作戦だといえます。

できるだけコンボ数を増やす

ブロックを連続して消すことをコンボといいます。コンボ数が多いほど高いスコアを獲得できるため、いかに積むかが肝要です。

定番とされるのは、反対側にスペースを作りながら端から階段状にミノを配置するといったやり方でしょう。何列も消せる地形を作りやすく、コンボ狙いにはピッタリの戦法です。

回転操作に慣れ、考える時間を作る

右回転と左回転の使い分けは上級テクニックの一つに数えられます。落ちてくるミノをなるべく少ない回転数で配置できれば、スピーディーにゲームを進めることができるでしょう。普段から迅速なプレイを意識できると、落下速度がアップする局面でもそう慌てずに済むはずです。が、慣れないうちはやはり難しいのも事実。何より考える時間を犠牲にしてしまうかもしれません。

これがうまく操れる場合、着地する寸前に回転をくり返すことができるため、着地するまでの時間を延ばせます。些細なアドバンテージと捉える向きもありますが、うまくなるには大事な要素です。

Tスピンの習得

Tスピンとは、Tテトリミノを配置する直前に回転させる上級者向けの技です。入り組んだ部分のすき間をサッと埋めることができます。

数列のブロックを消せる可能性がある一方、うまくいかないとすき間が増えてしまうため注意も必要です。しかし、リスク以上に習得することでメリットや価値が生まれるのも確かだといえます。なぜなら、Tスピンで消した列の数はボーナスポイントが加算されるからです。

1列消すことをTスピンシングル、2列はTスピンダブル、3列をTスピントリプルといい、消す列が多いほど当然、困難を極めます。

なお、最も難しいとされるのは、Tスピンダブルのあとに続けてTスピントリプルを行う「DT砲」と呼ばれる技です。

練習に効果的な3種類のプレイモード

さまざまなモードが楽しめるテトリス

マラソンモード

200段消すまでひたすらプレイするマラソンモードは、途中、落下スピードが上昇するとはいえ、単純作業であることから初心者に向いています。積み上げ方や落下スピードへの対応力を高めるにはもってこいといえるでしょう。

エンドレスモード

文字通りゲームオーバーになるまでエンドレスでプレイできるモードがエンドレスモードです。こちらもマラソンモード同様に、途中、スピードアップします。さまざまなシチュエーションを意識しつつ、それぞれ対峙した際の判断力を養うのに有効です。

タイムアタックモード

タイムアタックモードでは、指定された段数をできるだけ短時間で消すことがミッションです。マラソンモードやエンドレスモードに慣れたなら(あるいは飽きたなら)、こちらのモードで腕試ししましょう。

はじめは1段ずつ消していく方法でも構いませんが、ステップアップを図る意味でも、数段まとめて消すことやコンボを狙ってみるなど、チャレンジを兼ねた練習メニューをおすすめします。

テトリスの対戦に勝つためのテクニック

テトリスで使えるテクニック

1人でプレイして手応えを掴むようになれば、“対戦”に挑んでみましょう。

対戦では、列を消した分のブロックを相手側に降らせることができます。いかに相手を邪魔できるか。いうなれば、その戦いです。

ここであらゆる猛者としのぎを削っていくことで、まさしく百戦錬磨の凄腕になれる期待が持てます。そうした実践で得られるものが一番の収穫になりますが、一方で負け続けでは楽しくありません。

だからこそ、いくつかテクニックを知っておくことが大事です。

まさにこれぞコツといえるかもしれません。

スピード重視

スピードに振り切るのも一つの戦法です。とにかく相手が考える時間を与えずに、どんどんブロックを消し送りつけることは、一つひとつはダメージが少なくとも焦らせる意味では有効に作用するでしょう。うまくコンボにつなげることができれば尚良しです。

結果的に、スピード重視は相手が嫌がる攻撃に徹することだといえます。

相手側からのブロックを「掘り」で除去

「掘り」とは積み上げたブロックを、まさしく掘るように消して進み、埋まっていた相手側からのブロックを除去していくことです。

相手が送りつけてきた厄介なブロックをいかに早い段階で消せるかは、意識すべき必須ポイントであり、勝負のカギを握ります。

「削り」を用いて、積み上げた高さの分を一気に消す

「削り」もまた定番のテクニックです。対戦相手が常に恐れている技といってもいいでしょう。

やり方は簡単。縦1~2列のみ空けたうえで、高さを一定にした状態になるよう積んでいきます。ある程度積み上げたうえで、IテトリミノやLテトリミノが落ちてくるタイミングに合えば、そのまま一気に消しましょう。機が熟すまで慌てず待つことがポイントです。でこぼこのままでしびれを切らし、すぐに空きを埋めないよう気をつけてください。

相手に大きなダメージを与えられる「パーフェクトクリア」

積んだミノをすべて消すことをパーフェクトクリアといいます。自陣がすっきりするだけではなく、ゲームのルールによっては(ぷよぷよテトリスが該当)対戦相手にブロックを10段送りつけることができるほど、強力なコマンドです。

なお、すべてのミノを消すには、もちろん、次に落ちてくるミノの置き場所を考えることが大事ですが、同時に「ホールド」を使えると便利です。これは、次のミノを後で使うために一時的にキープできる機能を指します。柔軟な試合運びには欠かせません。ただし、乱用すると自滅する恐れがあるため注意も必要です。

テトリスは知識を基に実践を重ねることが大事!

テトリスをモチーフにした工事現場

ミノの種類や積み方、操作方法など、基本概要や遊び方を知ることからはじめることが、初心者にとって、テトリスがうまくなる最善策だと筆者は考えます。そのうえで繰り返しプレイし感覚を養えば、いわゆるセオリーとは別の、自分だけのノウハウやコツを編み出せるかもしれません。

対戦においても同様です。上級者向けのテクニックや攻略法が必要とはいえ、結局はとっさの判断力が勝負を左右します。そしてそれは、大抵、知見や経験の数がものをいいます。

いずれにせよ、初心者だからといって尻込みあるいは気後れせず、うまくなるためにも積極的にテトリスに触れていきましょう。