調味料を入れる順番で料理に差が出るのはご存じですか?
「さしすせそ」は聞いたことあるけどよくわからない・・・
そもそもなんでその順番で入れなきゃいけないの?
そんな疑問を解決していきます!
「さしすせそ」以外の調味料の順番や「さしすせそ」の順番ではない方がいい料理も紹介していきますので、今よりもっと料理上手になってくださいね。
目次
調味料を入れる順番で有名な「料理のさしすせそ」とは

調味料は「さしすせそ」の順でいれるといいというのは聞いたことがあると思います。
実際に何の調味料なのかは知っていますか?
さ・・・砂糖
し・・・塩
す・・・酢
せ・・・醤油(せうゆ)
そ・・・味噌
この順番に入れるといいといわれています。
調味料を入れる順番はなぜ「さしすせそ」がいいのか
【最初に砂糖を入れる理由】

砂糖は食材に染み込むのに時間がかかります。
というのも、塩に比べて分子が約6倍も大きいのです。
先に塩を入れてしまうと後から砂糖を入れても甘みがなかなか染み込まない状態になってしまいます。
また、砂糖は素材を柔らかくして、他の調味料の味を染み込みやすくする効果もあります。
そのため、最初に砂糖を入れるのがいいとされています。
【2番目に塩を入れる理由】
塩は食材から水分を出す働きがあります。後から塩を入れると食材から水分が出てきてしまうため、味付けが薄くなってしまいます。
また、食材を引き締める働きや甘みを引き立たせる作用もあるので砂糖の後に入れるのがいいとされています。
【酢、醤油、味噌が後がいい理由】
酢、醤油、味噌は発酵調味料であり、風味や香りを大事にしたい調味料です。
発酵調味料は加熱すると風味が飛んでしまうため、最後に入れるのがいいといわれています。
味噌汁を作るときを想像していただくと分かりやすいですが、この時に最後に味噌を入れて沸騰させないようにするのも風味を飛ばさないようにするためです。
酢の酸味が苦手な方やまろやかにしたい場合は早めにいれるといいでしょう。
酸味を引き立たせたい場合は2回に分けて入れると酢の酸味が引き立ちます。
「さしすせそ」以外の調味料の順番は?
【「酒」を入れる順番は?】
酒は一番最初に入れると様々な効果が発揮されます。
詳しくは料理酒についてのブログに書いてありますので参考にしてみてください。
【今さら聞けない】料理酒を入れる意味とは?知ればあなたも料理上手に!
【「みりん」を入れる順番は?】
本みりんならアルコールが多く入っているので酒と同じく最初に、
みりん風調味料は照りや風味を出すために最後にいれるといいでしょう。
みりんに関しても他のブログに書いてありますので参考にしてみてください。
みりんを入れる意味とは?みりんの5つの役割と意外な活用法もご紹介!
【「出汁」はいつから?】

「出汁」で煮る場合は調味料を入れるより前に煮ているのであまり気にならないかもしれませんが、顆粒だしを入れる場合はどうでしょうか?
顆粒だしを入れる場合も出汁と同じように調味料を入れる前に入れてください。
ただ、顆粒だしには食塩や砂糖などが入っているものが多いので、できるだけ顆粒だしを使わず出汁をとって料理する方がおいしく仕上がります。
調味料を入れる順番が「さしすせそ」ではない方がいい料理がある!?
「さしすせそ」の順番がいいとされていますが、例外はあります。
【魚の煮付け】
魚の煮付けのような短時間しか煮込まないようなものは調味料全てを煮立たせて食材を入れましょう。
【炒め物】
炒め物を作った際に水分が多くなってしまった経験はないですか?
塩を入れると水分が出てしまうので、炒めてから塩コショウをするのがおすすめです。
【おでん】
おでんだけではありませんが、調味料を混ぜてから煮込む料理の場合は順番を気にしなくて大丈夫です。

また、使っている調味料によっても変わってきます。
同じ味噌でも八丁味噌などは煮込んだ方がおいしくなるといわれています。
調味料の種類によって特徴を理解しながら料理をするとおいしくなります。
調味料を入れる順番でもっと料理がおいしく!

いかがでしたでしょうか。
様々な調味料がありますが、調味料の特徴や役割を知ると自然と順番が分かってくるかと思います。
調味料を入れる順番を少し意識するだけでもより料理が美味しくなりますのでぜひ試してみてくださいね。